Delta-Fly Pharma(4598)の株価が2026年9月1日に急騰しました。
終値は154円。
前営業日の104円から50円高、上昇率は48.08%となり、ストップ高です。
100株を購入する場合は、
154円×100株
=1万5,400円
となります。
株価上昇の大きな材料として注目されたのが、8月31日に会社が発表した膵臓がん治療薬候補「DFP-17729」の臨床第2/3相試験に関する進捗です。
ただし、治療薬の有効性が最終的に確定したわけでも、承認されたわけでもありません。
この記事では今回の発表内容と株価上昇の理由、100株の金額、今後確認すべきポイントを整理します。
※本記事は2026年9月1日時点の公表情報をもとにしています。
デルタフライ株は154円でストップ高
9月1日の終値は154円でした。
前営業日は104円だったため、
154円-104円
=50円高
です。
上昇率は、
48.08%
です。
この日の値幅制限は54円~154円で、上限となる154円まで上昇しました。
100株はいくら?
Delta-Fly Pharmaの売買単位は100株です。
154円で100株購入すると、
154円×100株
=1万5,400円
です。
比較的少ない金額から1単元を購入できる株ですが、株価が低いことと投資リスクが低いことは同じではありません。
バイオ株は臨床試験の結果などで株価が大きく変動する場合があります。
なぜ株価が上がった?
大きな材料となったのが、8月31日にDelta-Fly Pharmaが発表した、
「DFP-17729の臨床第2/3相試験の第2相部分のデータ解析状況」
です。
DFP-17729は、切除不能・再発・進行性膵臓がんで3次治療以降を受ける患者を対象として開発が進められています。
78例で試験を実施
会社発表によると、第2相部分には78例が登録されています。
症例登録はすでに完了しています。
会社は現時点までに、
試験継続に影響する副作用は認められていない
と発表しました。
また、二重盲検下における全被験者について、
生存率:71.8%
OS中央値:約7.2カ月
としています。
ただし「効果が証明された」わけではない
ここは非常に重要です。
現在の試験は、
二重盲検
で継続されています。
つまり、現段階の数字だけでは、
DFP-17729を使用した群
と
比較対象群
を分けた最終的な有効性評価はできません。
会社自身も、
最終的な有効性評価は完了していない
と明記しています。
したがって、
「膵臓がんに効果があることが確定した」
「承認されることが決まった」
という意味ではありません。
今後のスケジュールは?
会社は今後の予定も公表しています。
2026年11月末
全被験者の追跡終了予定
2026年12月
生存期間(OS)のデータベースロック予定
2027年1月
中間解析およびDSMBによる独立評価
その結果を踏まえて、
第3相部分へ移行するか
必要症例数をどうするか
を決定します。
第3相へ移行する場合は、2027年3月から症例登録を再開する計画です。
DFP-17729とは?
DFP-17729は、がん微小環境を調節することを目的とした経口剤です。
日本では膵臓がんを対象に臨床第2/3相試験が進められています。
対象となっているのは、切除不能・再発・進行性の膵臓がんで3次治療以降を受ける患者です。
現在はティーエスワン(TS-1)との併用群と、ティーエスワン単独群を比較する試験が行われています。
今回のニュースで何が注目された?
株式市場では、
・第2相部分の症例登録が完了
・78例の試験が進行
・現時点で試験継続に影響する副作用が確認されていない
・生存期間に関する途中データが公表された
・2027年1月に中間解析予定
といった点が材料視されたとみられます。
バイオ企業では臨床試験の進展が企業価値に大きく影響するため、開発進捗のニュースだけでも株価が大きく動くことがあります。
一方で注意したい新株予約権
Delta-Fly Pharmaは資金調達のため、新株予約権も発行しています。
9月1日には、第12回新株予約権の大量行使についても会社から発表がありました。
新株予約権が行使されると新しい株式が発行されるため、既存株主にとっては1株あたり価値の希薄化要因になる可能性があります。
臨床試験の進展だけではなく、資金調達状況も確認する必要があります。
配当は?
2027年3月期の会社予想では、
1株配当:0円
です。
そのため現段階では配当を目的とする株ではなく、新薬開発の進展を期待するバイオ・成長株として見られている銘柄です。
バイオ株は値動きが大きい
新薬開発企業の場合、
・臨床試験開始
・症例登録
・中間解析
・治験結果
・承認申請
・承認・不承認
・ライセンス契約
などによって株価が大きく動きます。
良い結果が出れば急騰する可能性がある一方、期待した結果が出なければ急落する可能性もあります。
よくある質問
デルタフライ株はなぜ上がった?
DFP-17729の臨床第2/3相試験の第2相部分について、8月31日にデータ解析状況が発表されたことが大きな材料となりました。
9月1日の株価はいくら?
終値は154円で、前営業日比48.08%上昇しました。
100株はいくら?
1万5,400円です。
DFP-17729の効果は確定した?
いいえ。試験は二重盲検下で継続中で、最終的な有効性評価はまだ完了していません。
次に重要なのはいつ?
2027年1月に中間解析とDSMBによる独立評価が予定されています。
まとめ
Delta-Fly Pharma株は2026年9月1日、
154円
前営業日比+50円
+48.08%
となり、ストップ高となりました。
100株なら、
1万5,400円
です。
大きな材料となったのは、膵臓がん治療薬候補DFP-17729の臨床第2/3相試験に関する8月31日の発表です。
第2相部分には78例が登録され、現時点の試験状況や生存期間に関する途中データが公表されました。
ただし、試験は二重盲検下で継続しており、有効性が最終的に確定したわけではありません。
2027年1月の中間解析と独立評価が、今後の大きな確認ポイントになります。
また、新株予約権による資金調達や株式希薄化についても確認が必要です。
※本記事は医薬品の効果を保証するものではなく、特定銘柄の購入・売却を推奨するものでもありません。


