2026年9月から、大手銀行の住宅ローン金利が上昇します。
大手5行は10年固定型の最優遇金利をそろって引き上げます。
さらに三菱UFJ銀行と三井住友銀行では、新規借り入れの変動金利の最優遇金利も0.25%ポイント引き上げられます。
三菱UFJ銀行では、
0.945%
↓
1.195%
三井住友銀行では、
1.275%
↓
1.525%
です。
0.25%という数字だけを見ると小さく感じますが、住宅ローンは借入額が数千万円、返済期間も30年以上になることが多いため、毎月の返済額にも差が出ます。
この記事では、9月の住宅ローン金利と、3,500万円を35年返済した場合の簡易シミュレーションを確認します。
※本記事は2026年8月31日時点の公表情報をもとにしています。
大手5行が10年固定金利を引き上げ
2026年9月は、大手銀行5行が10年固定型住宅ローンの最優遇金利をそろって引き上げます。
主な金利は次のとおりです。
三菱UFJ銀行
3.63%
前月比+0.04%ポイント
三井住友銀行
3.70%
前月比+0.05%ポイント
みずほ銀行
3.45%
前月比+0.10%ポイント
りそな銀行
3.955%
前月比+0.16%ポイント
三井住友信託銀行
4.195%
前月比+0.09%ポイント
固定金利は長期金利の影響を受けやすく、最近の長期金利上昇が住宅ローンにも波及しています。
変動金利も三菱UFJ・三井住友で上昇
今回、特に注目したいのが変動金利です。
三菱UFJ銀行の新規借り入れ最優遇金利は、
0.945%
↓
1.195%
三井住友銀行は、
1.275%
↓
1.525%
となります。
どちらも0.25%ポイントの引き上げです。
3500万円を35年で借りるといくら変わる?
三菱UFJ銀行の変動金利を例に単純計算してみます。
借入額:3,500万円
返済期間:35年
元利均等返済
ボーナス返済なし
として、金利が期間中変わらないと仮定した簡易試算です。
金利0.945%の場合
毎月:約9万7,900円
金利1.195%の場合
毎月:約10万2,000円
差は、
約4,100円/月
です。
1年間なら、
約4万9,000円
の差になります。
※実際の住宅ローン金利や返済額は審査条件、借入日、優遇幅、返済方法などで異なります。
三井住友銀行なら?
同じく3,500万円・35年・元利均等返済で単純試算すると、
金利1.275%
毎月:約10万3,300円
金利1.525%
毎月:約10万7,600円
差は、
約4,200円/月
です。
0.25%ポイントの金利差でも、3,500万円規模の住宅ローンでは月4,000円前後の差になる計算です。
すでに住宅ローンを借りている人も9月から返済額が上がる?
ここは注意が必要です。
「9月から変動金利が上がる」
=
「既存契約者全員の9月返済額がすぐ上がる」
という意味ではありません。
契約している銀行や金利タイプによって、
・金利見直し時期
・新金利の適用時期
・返済額の変更時期
が異なります。
三菱UFJの既存契約者はいつ変わる?
三菱UFJ銀行の場合、契約している変動金利のタイプによって見直し時期が異なります。
変動金利(毎月型)では、
2026年9月1日
金利見直し
↓
2026年11月の約定返済分から新利率反映
となります。
変動金利(年2回型)では、
2026年10月1日
金利見直し
↓
2027年1月の約定返済分から反映
というスケジュールです。
契約内容によって違うため、「ご返済のお知らせ」などで確認する必要があります。
5年ルールなら返済額はすぐ上がらないことも
変動金利・元利均等返済では、銀行によって「5年ルール」があります。
金利が上昇しても、一定期間は毎月の返済額そのものを変更しない仕組みです。
ただし返済額が変わらなくても、
利息に回る割合が増える
↓
元金の減り方が遅くなる
ことがあります。
つまり、
「毎月の支払額が同じだから影響がない」
とは限りません。
なぜ住宅ローン金利が上がっている?
固定金利は主に長期金利の影響を受けます。
変動金利は銀行の短期プライムレートなどの影響を受けます。
最近は市場金利の上昇が続いており、住宅ローンにもその動きが反映されています。
これから住宅を買う人が確認したいこと
住宅ローンを選ぶときは、単純に現在の金利だけを見るのではなく、
・変動金利か固定金利か
・金利上昇時に返済できるか
・頭金はいくら入れるか
・返済期間
・諸費用
・団信の内容
・繰上返済の条件
などをまとめて確認する必要があります。
特に変動金利を選ぶ場合は、
今後さらに0.5%、1%上がっても家計が耐えられるか
まで試算しておくと安心です。
よくある質問
9月の住宅ローン金利は上がりますか?
大手銀行5行は10年固定型の最優遇金利を引き上げます。
三菱UFJ銀行と三井住友銀行では、新規の変動型最優遇金利も0.25%ポイント上昇します。
三菱UFJの変動金利はいくら?
新規借り入れの最優遇金利は1.195%です。
三井住友銀行は?
新規借り入れの変動型最優遇金利は1.525%です。
すでに借りている人もすぐ返済額が増える?
契約内容によって異なります。
金利変更時期と返済額変更時期が同じとは限らないので、銀行からの案内を確認してください。
まとめ
2026年9月は住宅ローン金利がさらに上昇します。
大手5行は10年固定型の最優遇金利をそろって引き上げます。
さらに新規変動金利では、
三菱UFJ銀行
0.945% → 1.195%
三井住友銀行
1.275% → 1.525%
と、0.25%ポイント上昇します。
3,500万円を35年返済する単純シミュレーションでは、三菱UFJの金利差だけでも毎月約4,100円の違いになります。
ただし、既存契約者の金利・返済額がいつ変わるかは契約内容によって異なります。
住宅ローンを利用中の人は、自分の金利タイプと次回見直し時期を確認しておきましょう。


