個人向け国債と定期預金はどっちが得?2026年9月|100万円の利息・途中解約で比較

個人向け国債と定期預金、100万円を置くならどちらが得なのでしょうか。

2026年9月の金利で比較すると、金利だけなら個人向け国債が有利です。

個人向け国債は、

固定3年:年1.96%
固定5年:年2.24%
変動10年:初回年1.95%

です。

一方、大手銀行の定期預金の一例として三井住友銀行のスーパー定期を見ると、

3年:年0.80%
5年:年1.00%

です。

100万円を3年間預けた場合、税引後の利息を単純計算すると、

個人向け国債:約4万6,855円
定期預金:約1万9,124円

となり、約2万7,700円の差が出ます。

ただし、「金利が高い=必ず国債を選べばいい」というわけではありません。

1年以内に使う可能性があるお金なら、途中で動かしやすい定期預金や普通預金のほうが合う場合があります。

この記事では、100万円を3年・5年置いた場合の利息だけでなく、安全性、途中解約、どんな人に向いているかまで比較します。

※本記事は2026年9月7日時点で確認できる公表金利をもとにしています。定期預金の金利は銀行やキャンペーンによって異なります。

まず結論|100万円ならどっち?

2026年9月時点の今回の比較では、次のように考えると分かりやすいでしょう。

1年以上使わない100万円
→ 個人向け国債を優先して比較

1年以内に使う可能性がある100万円
→ 定期預金・普通預金も含めて流動性を優先

年2%前後の高金利定期を見つけた
→ 個人向け国債ともう一度比較

つまり、

「金利だけなら国債」
「使いやすさまで考えるなら定期預金も候補」

です。

2026年9月の金利を比較

今回比較する金利は次の通りです。

個人向け国債 固定3年
年1.96%

個人向け国債 固定5年
年2.24%

三井住友銀行 スーパー定期3年
年0.80%

三井住友銀行 スーパー定期5年
年1.00%

定期預金は銀行によって金利が異なるため、0.80%・1.00%はあくまで大手銀行の標準金利の一例です。

ネット銀行や期間限定キャンペーンでは、これより高い金利が設定される場合があります。

個人向け国債の金利は?2026年9月は固定5年2.24%|100万円で利息はいくら?
2026年9月の個人向け国債は固定5年2.24%、固定3年1.96%、変動10年1.95%。100万円なら利息はいくら?税引後の受取額、募集期間、3商品の違いを整理します。

100万円を3年間なら利息はいくら?

まず3年間で比較します。

個人向け国債・固定3年

2026年9月募集分の固定3年は年1.96%です。

100万円なら1年間の税引前利息は、

100万円 × 1.96%
=1万9,600円

です。

利子には原則20.315%の税金がかかるため、税引後は約、

1万5,618円

です。

3年間を単純計算すると、

約4万6,855円

となります。

定期預金・3年

比較例として三井住友銀行のスーパー定期3年もの、年0.80%を使います。

100万円なら年間の税引前利息は、

100万円 × 0.80%
=8,000円

税引後では約、

6,375円

です。

3年間の単純計算では、

約1万9,124円

となります。

3年間で約2万7700円の差

今回の条件では、

個人向け国債:約4万6,855円
定期預金:約1万9,124円

差は約、

2万7,730円

です。

同じ100万円でも、3年間ではこれだけの違いになります。

ただし、実際の受取額は利息計算方法や端数処理によって多少異なります。

100万円を5年間ならどうなる?

次は5年間です。

個人向け国債「固定5年」の2026年9月募集分は年2.24%です。

100万円なら年間の税引前利息は、

100万円 × 2.24%
=2万2,400円

税引後では約、

1万7,849円

です。

5年間を単純計算すると、

約8万9,247円

となります。

一方、比較例の定期預金5年は年1.00%です。

100万円なら年間の税引後利息は約7,969円。

5年間では約、

3万9,843円

です。

差は約、

4万9,405円

になります。

3年・5年をまとめて比較

100万円を置いた場合の税引後利息の概算は、

3年間

個人向け国債:約4万6,855円
定期預金:約1万9,124円
差:約2万7,730円

5年間

個人向け国債:約8万9,247円
定期預金:約3万9,843円
差:約4万9,405円

です。

今回の標準金利比較では、期間が長いほど利息差も大きくなります。

定期預金が何%なら国債に勝てる?

ここは実際に選ぶときに重要です。

個人向け国債と定期預金の利息には、通常どちらも20.315%の税金がかかります。

そのため、同じ期間・同じ100万円で単純比較するなら、税引前金利を見るだけでも大まかな判断ができます。

2026年9月の場合、

3年
個人向け国債:1.96%

5年
個人向け国債:2.24%

です。

つまり定期預金で、

3年なら年1.96%を超える
5年なら年2.24%を超える

ような条件があれば、利息だけでは定期預金が有利になる可能性があります。

反対に、定期預金が1%前後なら、今回の個人向け国債との金利差はかなり大きくなります。

「定期預金は必ず国債より不利」なのではなく、預ける時点の実際の金利を比較することが大切です。

定期預金100万円で利息はいくら?金利0.5%・1%・2%で計算
定期預金100万円で利息はいくら?金利0.5%・1%・2%を比較

定期預金にはキャンペーン金利がある

定期預金の強みの一つがキャンペーンです。

銀行によっては、

新規口座限定
新規資金限定
インターネット支店限定
一定額以上の預入限定

などの条件付きで、通常より高い金利を設定する場合があります。

そのため定期預金を選ぶ際は、

通常金利
キャンペーン金利
適用期間
預入上限
中途解約条件

を確認します。

「最大○%」という数字だけで判断しないことも重要です。

安全性はどっち?

どちらも元本の安全性を重視する人が検討しやすい商品ですが、仕組みが異なります。

個人向け国債

個人向け国債は国が発行します。

満期時には額面100円につき100円で償還されます。

最低1万円から1万円単位で購入できます。

株式や投資信託のように市場価格の変動を見ながら売買する商品とは性格が異なります。

定期預金

預金保険制度の対象となる一般預金等は、

1金融機関につき
預金者1人当たり

元本1,000万円までと、その利息等が保護されます。

100万円だけを比較するなら上限内ですが、同じ金融機関に普通預金や別の定期預金を持っている場合は合算されます。

途中でお金が必要になったら?

ここは金利以上に重要です。

個人向け国債は原則1年間換金できない

個人向け国債は、原則として発行後1年を経過するまで中途換金できません。

1年経過後は1万円単位で中途換金できます。

ただし、中途換金すると、

直前2回分の各利子(税引前)相当額 × 0.79685

が中途換金調整額として差し引かれます。

そのため、

「半年後に使うかもしれない100万円」

をすべて個人向け国債に入れるのは適していません。

定期預金は途中解約しやすいが利息が減ることも

定期預金は多くの商品で満期前の中途解約ができます。

ただし、その場合は契約時の定期預金金利ではなく、低い中途解約利率が適用されることがあります。

たとえば年1%の定期預金でも、途中解約した場合に1%分の利息をそのまま受け取れるとは限りません。

条件は金融機関ごとに確認してください。

100万円全部をどちらかに入れる必要はない

実際には、

100万円すべてを国債
または
100万円すべてを定期預金

とする必要はありません。

たとえば100万円のうち、

30万円
→ 生活防衛資金として普通預金

70万円
→ 1年以上使わないので個人向け国債

という分け方も考えられます。

重要なのは利息を最大化することだけではありません。

急な出費に対応できる現金を残しておくことも必要です。

変動10年は固定3年・5年と何が違う?

2026年9月募集の個人向け国債「変動10年」の初回適用利率は年1.95%です。

変動10年は半年ごとに金利が見直されます。

今後市場金利が上がれば適用利率が上がる可能性があります。

反対に市場金利が下がれば利率も下がる可能性があります。

一方、

固定3年
固定5年

は購入時の利率が満期まで変わりません。

今の金利を固定したい
→ 固定3年・固定5年

将来の金利上昇にも対応したい
→ 変動10年

という違いがあります。

個人向け国債が向いている人

個人向け国債を比較しやすいのは、

・1年以上使う予定のないお金がある
・元本の安全性を重視したい
・定期預金より高い金利を狙いたい
・株価の値動きを避けたい
・1万円から始めたい

という人です。

特に普通預金に長期間置いたままの余裕資金がある場合は、比較候補になります。

定期預金が向いている人

定期預金が合いやすいのは、

・普段の銀行でそのまま管理したい
・国債用の口座を増やしたくない
・高金利キャンペーンを利用できる
・1年以内に資金が必要になる可能性がある
・商品をシンプルに管理したい

という人です。

ただし中途解約した場合の利率は必ず確認してください。

100万円なら結局どっち?

今回の2026年9月金利で整理すると、

1年以上使わない

金利を重視するなら個人向け国債が有力です。

1年以内に使う可能性がある

普通預金や定期預金を含め、資金を動かしやすい方法を優先します。

年2%前後の定期預金を見つけた

個人向け国債と税引後利息を改めて比較します。

生活防衛資金まで含めた100万円

全部を固定せず、必要な現金を普通預金に残します。

「どちらが絶対に正解か」ではなく、お金をいつ使うかで決めるのが分かりやすいでしょう。

よくある質問

個人向け国債と定期預金はどちらが金利が高い?

2026年9月の今回の比較では個人向け国債が高くなっています。

ただし定期預金には銀行独自のキャンペーンがあります。

100万円を3年間ならいくら違う?

今回の条件では税引後の単純計算で約2万7,700円の差です。

5年間なら?

約4万9,400円の差です。

利息への税金は?

原則としてどちらも20.315%です。

個人向け国債は途中解約できる?

原則として発行後1年経過後から中途換金できます。

中途換金調整額が差し引かれます。

定期預金は元本1000万円まで安全?

預金保険制度の対象となる一般預金等は、1金融機関につき預金者1人当たり元本1,000万円までとその利息等が保護されます。

まとめ

2026年9月の金利で100万円を比較すると、

個人向け国債 固定3年
年1.96%

定期預金3年の例
年0.80%

です。

3年間の税引後利息を単純計算すると、

個人向け国債:約4万6,855円
定期預金:約1万9,124円

となり、約2万7,700円の差があります。

5年間では、

個人向け国債:約8万9,247円
定期預金:約3万9,843円

で、差は約4万9,400円です。

ただし、個人向け国債は原則として発行後1年間は中途換金できません。

定期預金も途中解約すると利息が大きく下がる場合があります。

そのため、

1年以上使わない余裕資金
→ 個人向け国債を比較

近いうちに使う可能性がある資金
→ 定期預金や普通預金も比較

高金利キャンペーンがある
→ 国債と再計算

という判断が現実的です。

金利だけではなく、「その100万円をいつ使うのか」まで含めて選びましょう。

参考・出典

財務省
「現在募集中の個人向け国債・新窓販国債」

財務省
「個人向け国債 商品概要」

金融庁
「預金保険制度」

三井住友銀行
「円預金金利」

タイトルとURLをコピーしました